【 機械式LSD[カーツ製]の分解と、効きを弱める組み方 】
最終更新日:2009年07月28日

先日作ったSSTにデフをセットし、プレート型のトルクレンチでゆっくりトルクをかけて行き、 まずはデフォルトのイニシャルトルク測ってみます。
ズルッと滑った時の値は約70Nm(7Kg・m強)。
IMG_2283 SSTにささるソケットは12.7sqのHEXでサイズは10。


○分解
で、おもむろに分解開始。1発目のゆるめはSSTにセットして。 4本全てゆるんだら作業台の上で分解します。
IMG_2284

ケース蓋へのテンションが無くなった位置です。結構なプリロードですね。
IMG_2290 

パカッと開いたところ。蓋のセンターにはサイドギヤ用のメタル?が張り付いてました。
IMG_2295 IMG_2299

サラバネ。クラッチプレート側に反っています。
IMG_2300 IMG_2304

クラッチプレート(外爪)。ケースの溝にはまってます。逆に内爪はサイドギアにはまります。
IMG_2311 IMG_2315

外爪→内爪→外爪→内爪→外爪→内爪で片側計6枚のクラッチプレートです。
IMG_2324

プレッシャーリングも外爪と同じケース外側のミゾにキチキチな感じで入ってます。
IMG_2326 IMG_2333

プレッシャーリングを外すとサイドギア→ピニオン&ピニオン十字軸が外れてきます。
IMG_2339 IMG_2341

反対側のプレッシャーリング~クラッチプレートを外したところ。サラバネが見えますね。
IMG_2347


○組み立て(デフォルトより効きを弱くする組み方)
サラバネ→クラッチプレート→プレッシャーリング→サイドギアをまず入れて...
ピニオン&ピニオン十字軸→サイドギア→プレッシャーリングの順に組んでいきます。
IMG_2356 IMG_2360

以降、クラッチプレートの順番に注意してください。
まず内爪。
IMG_2361 IMG_2362

外爪。
IMG_2364 IMG_2370

内爪の次に内爪。
IMG_2372 IMG_2374

外爪の次に外爪。
IMG_2378 IMG_2384

サラバネ(中心の浮く面が外側になります)で、部品の組み込みは終了。
あとはケースの蓋をして、4本のM6ネジを10Nmで締めつけます。
IMG_2387 IMG_2390


組み終わってからイニシャルを測ると、約60Nm。デフォルトに比べ、10Nmほど下がりました。


○LSDの全体的な効きを弱くする方法
クラッチプレートの配列をLSD外側(サラバネ側) からプレッシャーリングにかけて
外爪内爪外爪内爪外爪内爪から
外爪外爪内爪内爪外爪内爪と入れ替えます。

○イニシャルトルクを落とす方法
クラッチプレートにWPC加工を施す。

イニシャルトルクはカーツの場合、出荷時6kg~7kg程度。
慣らしが終わる時点で約2kg程落ちて5kg程度となる。


▲このページのトップへ